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廃止から一転、「京大オープンコースウェア」維持 講義動画検索システム「KU-Search」構築へ
閉鎖を発表していた学術情報サイト「京都大学オープンコースウェア」が一転、維持へ。大学のYouTubeを一元的に検索できる動画検索システムも新築。
京都大学は1月17日、閉鎖を発表していた学術情報サイト「京都大学オープンコースウェア」(OCW)の今後について検討し直し、既存のコンテンツを維持することにしたと発表した。大学公式YouTubeや研究科YouTubeなどを一元的に検索できる動画検索システム「KU-Search(仮称)」も新たに構築するなど、学術情報の発信を強化する。
授業や公開講座、国際シンポジウムなど6300件を超える既存の動画コンテンツを維持。原則として追加・削除はせず、サイトを継続する。
新たに「OCW2.0(仮称)」を全学的に運用する計画も明かした。高校生や社会人など一般向け講義を中心に、京大の知的資源を無償で発信する。学内向けのオンライン講義はLearning Management System(LMS/学習管理システム)を引き続き利用するが、学外向け講義に転用し、OCW2.0(仮称)として発信することも検討する。
コンテンツの質を高めるため、新たに「コンテンツ企画・支援室(仮称)」も開設し、全学的なコンテンツの制作・発信を支援する。
京大は2022年8月、オープンコースウェアの廃止を発表。運営組織の京都大学高等教育研究開発推進センターが9月末に廃止されることにあわせた決定だったが、学内外から存続を求める声が相次いだことなどを受け、再検討するタスクフォースを立ち上げていた。
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京都大学は、講義や公開講座、国際シンポジウムなどの動画を公開しているWebサイト「京都大学オープンコースウェア」(OCW)を9月中旬に閉鎖する。理由は、運営組織の京都大学高等教育研究開発推進センターが9月末に廃止されるためという。
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