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Java SEに脆弱性 数が多く影響範囲広く 早急に対策を
「Oracle Java SE」に複数の脆弱性が見つかった。影響範囲が広いため、情報処理推進機構とJPCERT/CCは、早急に修正パッチを適用するよう注意を呼び掛けた。
Javaの基本的なAPIをまとめた「Oracle Java SE」に複数の脆弱性が見つかったとして、情報処理推進機構(IPA)とJPCERT/CCは1月18日、早急に修正パッチを適用するよう注意を呼び掛けた。
脆弱性が見つかったのは「Oracle Java SE 19.0.1」「Oracle Java SE 17.0.5」「Oracle Java SE 11.0.17」「Oracle Java SE 8 Update 351-perf」「Oracle Java SE 8 Update 351」。
脆弱性の数が多く、攻撃された場合の影響が大きい。JPCERT/CCはJava SEを活用する製品を使っている場合もあるとして。利用中のPCやサーバに対象となる製品が含まれていないかも確認するよう促している。
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