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JASRAC、メタバースでの楽曲利用料を公表
メタバースで行うバーチャルライブなどでの楽曲利用ついての問い合わせが増えているとし、JASRACがこのほど、考え方を公表した。
メタバース(3次元の仮想空間)で行うバーチャルライブなどでの楽曲利用ついての問い合わせが増えているとし、日本音楽著作権協会(JASRAC)がこのほど、考え方を公表した。
メタバースでバーチャルライブを行う場合は、動画配信の規定に基づきライセンスする。例えば、有料のバーチャルライブをストリーム形式で配信する際は、月間の情報料・広告料など収入の2.1%(最低使用料5000円)を徴収する。
メタバース上の店舗でBGMを利用するケースなら、音楽配信の規定に基づく。例えば、広告やアバターアイテム課金などによる収入があるサービス内でBGMをストリーム配信する場合は、月間の情報料・広告料など収入の3.5%(最低使用料5000円)になる。
JASRACは「メタバースをはじめとしたWeb3における音楽利用についても適切なライセンス環境を整え、音楽クリエイターが適正な対価を得られる取り組みを推進する」としている。
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