ニュース
ゲーム「LoL」開発元にサイバー攻撃、ソースコードやアンチチートシステム流出
米Riot Gamesが、サイバー攻撃によりゲームやアンチチートシステムのソースコードが盗まれたと明らかにした。身代金要求には応じないとしている。
「League of Legends」(LoL)などのゲームを手掛ける米Riot Gamesは1月24日(米国時間)、サイバー攻撃によりLoLやアンチチートシステムのソースコードが盗まれ、身代金を要求されたと明らかにした。要求には応じないとしている。
同社は21日に、サイバー攻撃を受けたと発表。調査の結果、LoLと「TEAMFIGHT TACTICS」の2タイトルに加え、アンチチートシステムのソースコードが流出したと分かった。プレイヤーのデータや個人情報は漏えいしていないとしている。
ソースコード流出の影響で新たなチート手口が出てくる可能性があり、できるだけ早期に修正プログラムを提供する予定。不正に入手されたソースコードには実験的な未実装の機能も含まれるが、将来的にその機能をリリースするとは限らない。
今回の攻撃の詳細な手口や再発防止策は今後公表する予定としている。
関連記事
- 「うちの情報、freeeから漏れたんじゃないんですか?」 顧客から問い合わせ殺到──したらどうする? freeeが再び全社訓練
「自社のDB破壊しCEOに身代金要求」──2021年にこんな障害訓練を実践したfreeeが、今年も新たな訓練を実施。今回のシナリオは? - ランサムウェア集団“に”DDoS攻撃 米サイバーセキュリティ企業が反撃? リークサイトがダウン
ランサムウェア集団「LockBit」が、サイバーセキュリティ企業の米EntrustにDDoS攻撃を仕掛けられたと主張している。LockBitがEntrustから盗み出したデータを暴露しようとしたところ、サイバー攻撃を受けてリークサイトがダウンしたというのだ。 - ランサムウェア集団「Conti」幹部はこの男――米政府が13億円の賞金、闇サイトで情報募る
米国務省が最大1000万ドル(約13億円)の賞金をかけ、ランサムウェア集団「Conti」の幹部とされる5人についての情報提供を呼び掛けた。匿名で情報を提供できる専用のTorサーバを開設し、複数の言語で闇サイトなどに賞金情報を掲載している。 - 医療業界を狙うランサムウェア攻撃、2倍近くに 身代金でデータが返ってきたのは2%のみ
医療業界を狙ったランサムウェア攻撃が2021年に前年より94%増えたとする国際調査の結果をソフォスが発表した。身代金を払った医療機関のうち、データを復旧できたのは2%という。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.