Wi-Fiルーター、捨てるときは必ず○○を 安全な処分の方法、バッファローに聞いた:新連載:デジタルガジェットのあとしまつ(2/2 ページ)
もはや仕事や生活になくてはならないものになりつつあるデジタルガジェットの数々。購入を勧められることは多々あるが、正しい捨て方は知られていない。本連載では、デジタルガジェットの正しい捨て方を専門家に聞いていく。
Wi-Fiルーター廃棄、セキュリティの注意点は
──Wi-Fiルーターを捨てるとき、他にもセキュリティ上の注意点があれば教えてください
下村さん 前述の通り、必ず「初期化」作業を実施いただきたいと思います。SSIDやパスワード、MACアドレス等が記載されているラベルを剥がす、情報部分を黒塗りにしていただくこともお勧めいたします。
購入時の注意点もあります。弊社製品は設定画面にログインするためのユーザー名・パスワードを1台ごとに異なる設定として出荷しております。
初回設定時に独自のパスワードに変更すると、本体ラベルに記載されたパスワードでアクセスできなくなります。これによってセキュリティが高まりますので、パスワード変更してお使いいただくことをおすすめいたします。
──Wi-Fiルーターを捨てる以外の処分方法があれば教えてください。
下村さん 家電量販店の施策として、古いルーターを持参することで、新たに購入するルーターから値引きされるキャンペーンが行われることがあります。Wi-Fiルーターは小型家電リサイクル法によって適切に回収・処理されることになります。こういった機会があればご活用いただければと思います。
──その他、Wi-Fiルーターを処分するときの注意点や、バッファロー製品独自のポイントなどがあれば教えてください
下村さん 重ねますがWi-Fiルーターは日々進化し、対応している規格や性能も向上しています。定期的に、3〜5年のサイクルを目安に見直しをおすすめいたします。
またバッファローでは現在「スマート引っ越し機能」を搭載したWi-Fiルーターを販売しています。これは、新しいルーターに乗り換えるとき、前のWi-Fiルーターの設定や情報を、スマホの機種変更と同様に移行できる機能です。買い替えの際にご検討いただけますと幸いです。
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