EV旅の秘訣は“満タン主義“との決別 テスラで「往復3000kmドライブ」(前編):走るガジェット「Tesla」に乗ってます(4/4 ページ)
Tesla Model 3で横浜から長崎の往復3000kmの旅を敢行。前後編の2回に分けてバッテリーや充電など、EV旅で気になるポイントをお伝えしていく。
高速道路を途中退出しないと気づかない体験も
スーパーチャージャーでの充電を終えてふとナビ画面を見ると、太宰府天満宮まで30分程度の距離にいることがわかり、急遽予定を変更して、この「学問・至誠・厄除けの神様」を詣でることにしました。須恵スマートICで充電のために途中退出したからこその収穫です。
太宰府天満宮詣でを満喫した勢いで、さらに寄り道することにしました。高速道路で一気に長崎を目指すのではなく、有明海を望む海岸線のルートを使って長崎に向かいます。道の駅太良の観光案内で横浜からUターン就職した人と話し込んだり、観光スポットとなっているフルーツバス停で写真を撮るなどしながら、有明海の車窓を堪能しながら長崎に向かいました。
長崎の宿であるホテルニュー長崎には、午後5時過ぎにバッテリー残量50%で到着しました。このホテルの駐車場には、Teslaのディスティネーションチャージャーが設置されており500円/日で利用可能です。4泊するので1500円/日の駐車料金と合わせると、8000円と結構なお値段になりますが、夜のうちに充電が完了している利便性には代えがたいものがあります。
翌日から3日間このホテルを起点に、軍艦島ツアー、長崎観光、そして、平戸や外海地区を目差し、今回のメインテーマである潜伏キリシタンゆかりの地巡りを実施します。続きは後編で。本稿の最後に往路における走行データを表にして掲載しておきます。
著者プロフィール
山崎潤一郎
音楽制作業の傍らライターとしても活動。クラシックジャンルを中心に、多数のアルバム制作に携わる。Pure Sound Dogレコード主宰。ライターとしては、講談社、KADOKAWA、ソフトバンククリエイティブなどから多数の著書を上梓している。また、鍵盤楽器アプリ「Super Manetron」「Pocket Organ C3B3」「Alina String Ensemble」などの開発者。音楽趣味はプログレ。Twitter ID: @yamasakiTesla
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