PS5、ようやく通常販売へ 発売から2年、量販店が相次ぎ抽選販売の終了を告知
「おまたせしました!」──家電量販店が相次いでPlayStation 5の抽選販売終了を告げた。供給はようやく正常化しつつあるようだ。
「おまたせしました!ついに!2023年2月1日より、PS5本体の通常販売開始です! それに伴い、長期行ってきましたPS5本体の抽選販売も終了となります!(長かった……)」──家電量販チェーン、ノジマのECサイト「ノジマオンライン」の担当者の言葉から2年にわたる苦労がうかがえる。
PlayStation 5(PS5)の流通がようやく正常化しつつあるようだ。1月31日から2月1日にかけ、ゲオやノジマなど量販店が相次いで抽選販売の終了と通常販売への切り替えを告知した。
ゲオは「抽選を行わず通常販売が行える在庫が確保できた」として2月1日から全国の「ゲオストア」で一般販売を開始。その他の取扱店も店頭在庫を増やしており、TwitterなどのSNSでは「店頭で普通に買えた」という報告も増えた。
オンラインショップも活気づいているが、既に完売というケースも。前述のノジマオンラインは2月1日から通常販売を始め、2月2日午前時点でPS5本体はソフト同梱版を含めて全て「完売御礼」だ。
同様にヨドバシカメラやヤマダ電機のオンラインショップは品切れ中(2月2日午前11時現在)、エディオンのサイトは2日午前に数点の在庫を確認できたものの、午前11時前に売り切れた。「ビックカメラ.com」も在庫があったが、混雑で販売ページには辿り着けない(午前11時20分時点)。
一方で上新電機「Joshin Webショップ」のように、会員限定で本体を販売しているサイトは在庫が確認できる。ネットショップの場合、制約を外したショップに購入希望者が殺到しているようだ。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のジム・ライアン社長兼CEOは1月上旬のCES 2023のカンファレンスに登壇し、「PS5は世界中で見つけやすくなる」と品不足解消を予告した。事実、欧米では販売店はもちろん、SIEの直販サイトでも在庫が確認できるなどPS5本体の供給が増えていることは確実。日本でも、少なくとも「見つけやすい」状況にはなりつつあるようだ。
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