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メタバースビジネスを検討した9割「事業化にたどり着けていない」
メタバースビジネスの検討に関わったビジネスパーソンの9割が、事業化にたどり着けていない――NTTデータグループのコンサルティングファームがこんな調査結果を明かした。
メタバースビジネスの検討に関わったビジネスパーソンの9割が、事業化にたどり着けていない――NTTデータグループのコンサルティングファーム・クニエは2月7日、独自に行ったこんな調査結果を踏まえ、「メタバース事業化診断サービス」の提供を、メタバースビジネスを検討する企業向けに始めると発表した。
メタバースビジネスの事業化検討に関わったことがあるビジネスパーソン1803人を対象に1月に実施した調査で、「91.9%が事業化にたどり着けていない」という結果が出たという。
これを受け同社は、メタバースの事業化に必要な項目を網羅的に問診・診断できるコンサルティングサービスを提供することにした。
コンサルタントが、クライアントのメタバース事業企画や顧客、自社・競合の状況、環境の影響を、計100問で構成された「メタバース事業化問診ツール」を用いて分析・診断。導入ポテンシャルや今後の具体的アクションを整理する。
「どのようなサービス・商材がメタバースにフィットし、筋の良い事業企画はどのようなものか」「実店舗やECなどのチャネルとどうすみ分ければいいのか?」「成功しているメタバース事業の成功要因や、失敗したメタバース事業の要因は何か」といった問診にも答える。
同社は、メタバースビジネスの事業構想策定から導入・展開、サービスイン後の改善まで一気通貫したコンサルティングサービスを提供していく計画だ。
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