ニュース
マイクラに「データ保護」が学べるコンテンツ追加 「共有していい情報を見極める力」など養う
米MicrosoftがMinecraftに、データ保護を学べるコンテンツ「Privacy Prodigy」を追加した。7〜18歳を対象に、共有できる情報を見極める力や個人情報の保護方法などをゲームを通して学習できる。
米Microsoftは2月7日(米国時間)、サンドボックスゲーム「Minecraft」の教育版「Minecraft Education」にデータ保護を学べるコンテンツ「Privacy Prodigy」を追加した。7〜18歳が対象で、共有できる情報を見極める力や個人情報の保護方法などを、ゲームを通して学習できるという。
プレイヤーは、ゲーム内のキャラクターとの会話やアイテムの収集を通して、データ保護の考え方を学ぶ。例えばキャラクターは、自分の個人データに誰がアクセスべきか、なぜアクセスすべきかを判断する方法についてのクイズを出題。正解すると、別の情報を集めるのに役立つアイテムが得られる。
プレイを通して児童に「信頼できる範囲」という考え方を伝え、管理すべき情報・共有してもいい情報は何なのかを見極める力を養う。他にも、情報漏えいにより起こると考えられる問題の影響を軽減する方法も教える。
Privacy Prodigyの取得と利用は無料。ゲームは英語でのみプレイできる。
関連記事
- 「NFTはマインクラフトの精神に反する」 Mojangが立場表明
スウェーデンMojangが、NFTやブロックチェーン技術をMinecraftと結び付けるのは許可しないとの立場を示した。「NFTは当社のガイドラインとMinecraftの精神に反する」としている。 - MinecraftをAIがプレイ、10分で「ダイヤモンドのツルハシ」を高速作成 米OpenAIが技術開発
米OpenAIの研究チームは、人間がプレイするMinecraft(マインクラフト)の映像から複雑な動作を学習するモデルを開発した。学習したモデルは、熟練した人でも20分以上かかるダイヤモンドツールの作成を10分程度で成し遂げ、その有効性を示した。 - LEGOの説明書を読んで組み立てるAI、米スタンフォード大などが開発 家具やMinecraftでも応用可能
米スタンフォード大学と米MIT(Massachusetts Institute of Technology)、米Autodesk AI Labの研究チームは、LEGOの組み立て説明書をロボットでも理解できる機械語に変換する学習ベースのモデルを開発した。 - 「メタバース」「電子工作」「サーバ管理」を一挙に体験できる“マイクラ”の魅力 そのIT要素を一挙紹介
世界で最も売れたインディーズゲームとも呼ばれる「Minecraft」は、ただの遊びと言うにはIT要素が多い。メタバースや電子工作、サーバ管理などMinecraftで感じられるIT要素を紹介する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.