「動画SNSは命がけ」な現役女子大生に聞いた“独断と偏見による流行アプリ3選”が生々しすぎた(2/2 ページ)
今、若者の間ではどんなアプリが流行っているのか。筆者の妹に今まさに大学生の間で流行っているアプリは何か尋ねてみた。画像・動画編集アプリと韓国アイドルアプリが“キてる”らしい。
SNSに命を懸ける→画像・動画編集アプリへ
妹 Canva(画像編集アプリ)とCapCut(動画編集アプリ)は結構使ってると思われる。
Canvaは無料の画像・動画編集アプリ。Webアプリ版もある。テンプレートを基に画像を装飾したり、エフェクトで加工したりできる。被写体の切り抜き機能や名刺作成なども備えている。Google Playのレビューも星5中の4.9だった。App Storeでの評価は2.8と厳しい。
CapCutは動画共有サービス「TikTok」を提供している中国ByteDanceの動画編集アプリ。動画の切り貼りはもちろん、文字の加工、被写体切り抜き機能も備える。TikTokとアカウントを連携させれば、TikTok上でダウンロードした動画を編集画面にインポートしたり、CapCutアプリ上から動画投稿できたりできる。
妹 思い出作りで動画作ったりする女子多い。近頃の乙女は作った画像や動画をSNSに上げるのじゃ。あと年賀状もこういうアプリで作ってLINEで送る。
筆者 高校は校則あったけど、大学なら何でもやり放題だもんな(そんなことない)。PCでしか動画編集してないからスマホでやるという発想がなかった。たぶん指が太すぎて細かいことできない。
筆者が知らないうちに口調がよく分からないことになっていて困惑しているが、だいぶSNS中心に生活しているようだ。もともとそんなにオタクっぽくはなかった気がするが……これも成長かもしれない。
今の若者はもうPC中心ではないとは分かっていても、PCでも動画編集で遊んでほしい気持ちがあるのはもう心が若くない証拠なのか。PCでの動画編集も楽しいぞとは言いたいが、筆者がゲーム実況動画を投稿しているのは内緒にしたい気持ちがあって言えていない。
なお、CapCutの利用規約を見ると、ユーザーが作成した動画の著作権を放棄するよう定めている他、位置情報やユーザーの挙動に関する情報を取得するとの記述があるなど、危険性も指摘されている。
韓国アイドルと直接チャットしている気分になれる「bubble」
妹 「bubble」(韓国アイドルとチャットできるアプリ)。有料だけどリアルタイムでメッセージが届くし、インスタには上げない写真やボイスメッセージも来るのでインストールしている人が多い。
筆者 韓国アイドルずっと流行ってるな。妹が推しに貢いでる姿とか見たくな……いけど、まぁ節度ある推し方ならいいか
妹の“推し活”事情は生々しすぎるので触れないでおく。bubbleは韓国DearUが提供するチャットアプリ。ライブ配信機能も備える。K-POPアーティストやアイドルと1対1でチャットしている気分になれる。テキストを互いに送り合え、既読マークも付くが、個別にやりとりができるわけではない。アイドル側は、複数のファンを相手にまとめて何となくつじつまの合う反応を返しているといううわさも……これ以上はやめておこう。あくまでチャットしている気分が味わえるアプリだ。
ダウンロードは無料だが、メッセージを見るにはアイドル1人当たり月額400円程度を支払う必要がある。bubbleという1つのアプリがあるのではなく、「bubble for ○○」という名前で所属事務所ごとにアプリを公開している。利用料も事務所ごとに異なる。
翻訳機能も搭載しており、日本語や英語など韓国語以外の言語でも“推し”からのメッセージを読めるようになっている。
妹 あとは、アクリルキーチャームを自分でデザインして、完成したのが届くアプリとか、とにかくクリエイティブなものがキてる印象。お金はあるので多少の課金は気にしないようだ。男のこと(流行)は分からぬ。
筆者 ちょっと安心した。
実際、月額400円程度ならバイト1時間分すら使う必要もない。筆者としては、スマートフォンの本体代金と通信料は筆者持ちなので、そこだけ気を付けてくれればいいかなと思っている。子供のころから小説や漫画を描く子だったので、今クリエイティブにハマっているのも納得感がある。最低限のネットリテラシーは持っていると信じて今後も適度に遊んでほしい。間違っても店の備品はぺろぺろしないでくれ。
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