ニュース
日大、パリでPCとUSBメモリを盗まれる 学生情報655人分保存
日本大学は、教員所有のノートPCとUSBメモリスティックがフランスで盗難被害に遭ったと明らかにした。中には学生の成績情報やレポート、氏名などが含まれていたが、悪用は確認されていないとしている。
日本大学は2月20日、教員所有のノートPCとUSBメモリがフランス・パリで盗まれたと発表した。中には学生の成績情報やレポート、氏名などが含まれていたという。同日時点では情報の悪用は確認していないとしている。
保存していたのは生物資源学部に2008年度から22年度までに在籍していた学生など271人分の学生証番号、氏名、成績、20年度以降に提出されたレポートと、国際関係学部に08年度から11年度に在籍していた学生などの学生証番号、氏名、成績384人分。
日本大学は「今回の事態を重く受け止め、深く反省し、再発防止対策を早急に実施するとともに、教職員に対して、いま一度、個人情報の適正な取扱いを周知徹底いたします」としている。
関連記事
- 東京都の高専でUSBメモリ紛失 再発防止策は「USBメモリ全面禁止」
東京都立産業技術高等専門学校の教員が、学生の成績データなどを保存していたUSBメモリを紛失した。同校は再発防止に向け「業務上必要となる特殊な場合を除いて、USBメモリを全面使用禁止にする」としている。 - 忘年会シーズンに気を付けること──尼崎USBメモリ紛失事案の報告書から学ぶ
忘年会シーズンになり飲み会の機会が増えているが、情報機器の扱いには注意が必要だ。尼崎市USB紛失事案の二の舞にならないよう、同件の報告書を見て振り返る。 - BIPROGY役員が報酬を自主返納 尼崎USBメモリ紛失で
兵庫県尼崎市で発生した個人情報入りUSBメモリの紛失事案を巡り、BIPROGYが、社長をはじめ3人の役員が報酬を自主返納すると発表した。 - 国立天文台でUSBメモリ紛失 個人情報を最大1048人分保存 最後に見たのは21年11月
国立天文台が、約1000人分の個人情報を保存したUSBメモリを紛失したとして謝罪した。情報の不正使用は確認されていないが、USBメモリはいまだ見つかっていないとしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.