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BIPROGY役員が報酬を自主返納 尼崎USBメモリ紛失で
兵庫県尼崎市で発生した個人情報入りUSBメモリの紛失事案を巡り、BIPROGYが、社長をはじめ3人の役員が報酬を自主返納すると発表した。
兵庫県尼崎市で6月に発生した個人情報入りUSBメモリの紛失事案を巡り、BIPROGY(旧社名日本ユニシス)は12月12日、社長をはじめ3人の役員が報酬を自主返納すると発表した。
平岡昭良社長は3カ月にわたり役員報酬の20%、ビジネスサービス部門長を務める佐々木貴司常務執行役員と個人情報保護責任者の宮下尚業務執行役員は1カ月分の役員報酬の10%を返納する。
同社は個人情報入りUSBメモリの紛失で、尼崎市から18カ月間の入札参加停止措置を受けている。11月28日には同市から「市のイメージダウンにつながった」として損害賠償請求もされている。
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