SpotifyアプリにTikTokのような縦スクロールなど新UI
Spotifyは年次オンラインイベント「Stream On」を開催した。ユーザー向けでは、モバイルアプリの新機能を多数発表。UIがTikTokやInstagramなどのような縦スクロールになる他、AI採用機能も追加される。
スウェーデンSpotifyは3月8日(現地時間)、年次オンラインイベント「Stream On」を開催し、複数の新機能や取り組みを発表した。いずれも「間もなく」提供するとしている。
モバイルアプリの縦スクロールUI
モバイルアプリのUI(ユーザーインタフェース)がかなり変わる。ホーム画面は、従来のプレイリストや人気のRadioの静止画による紹介コーナーから、TikTokやInstagramのような縦スクロールで動画を見続けられる画面に変わる。表示されるのは、お勧めの音楽のPVやビデオPodcastのプレビューなどだ。気になるコンテンツはタップすることで保存や共有ができ、その動画のアーティストやPodcastのページに移動することもできる。
従来のお気に入りや最近再生したコンテンツのショートカットはホーム画面の上部に小さくまとまる。
昨年8月に追加された「音楽」と「ポッドキャストと番組」ボタンをタップして開く画面のUI(ユーザーインタフェース)も変わる。画面上部にパーソナライズされたプレイリストやミックスへの画像によるショートカットが表示され、その下にやはり縦スクロールで、アルバム、プレイリスト、シングルを動画を音楽でプレビューできる。
プレイリストとアルバムは、気になるプレビューをタップすると、最大5曲までプレビューできる。
ポッドキャストのボタンでも同様に、縦スクロールになる。Podcastの場合は、最大60秒の短縮版を試聴できる。こちらは、リアルタイムの字幕が表示される。気に入ったPodcastをタップすればその場で続きを聞けるし、「+」をタップすることでエピソードを後で聞ける。
AI採用のシャッフルやDJ
ユーザーが作成したプレイリストをAIがシャッフルし、楽曲を追加する「スマートシャッフル」機能、Podcastの番組を聴いていて、それが終了すると、AIが好みに合いそうな関連エピソードを自動的に再生する機能も追加される。
北米のプレミアムユーザー向けには、AIのDJ機能を提供する。ユーザーの好みに合わせた楽曲を自動的に再生し続け、合間に生成系AIで生成した音声でアーティスト名やアルバム名などについてDJのように語る。
Stream Onでは、クリエイター向けの新機能も多数発表された。イベントの録画を以下に転載しておく。
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