Discord、ChatGPTと同じ技術採用のチャットbot「Clyde」や会話要約機能などを発表
チャットサービスのDiscordはOpenAIの技術採用のチャットbot「Clyde」を発表した。会話の要約機能、キーワードフィルターでのAI採用なども提供する計画。
チャットサービス「Discord」を運営する米Discordは3月9日(現地時間)、米OpenAIのChatGPTと同じ技術を採用するチャットbotなど、複数のAI機能を発表した。
Discordは、画像生成AIの「Midjourney」が画像生成用サーバとして採用するなど、多くのAI開発者の拠点になっている。
Clydeがチャットbotに
チャットbotは「OpenAIの技術を採用」しており、Discordのロゴ「Clyde」(クライド)の名前とプロフィール画像を持つ。
サーバに「@Clyde」と入力することで任意のチャネルでClydeとのチャットを始められ、Discordのユーザーの1人のように、ユーザーと会話する。
Clydeの提供は「間もなく」という。
キーワードフィルター機能「AutoMod」もAIに
「AutoMod」は昨年追加された、キーワードフィルター機能。これまで、4500万件以上の不適切なメッセージを自動的にブロックしてきた。
これをベースに、LLM採用の「Automod AI」を立ち上げた。こちらもOpenAIの技術を使い、サーバのルールに違反する可能性がある投稿についてモデレーターに警告する。
この機能はまず一部のサーバで提供を開始する。
会話の要約機能「Conversation Summaries」
AIで会話を要約する機能も追加する。この機能は来週、一部のサーバで提供を開始する。
以下は、現在取り組んでいる公開時期は未定の機能だ。
アバターをリミックスする「Avatar Remix」
「Avatar Remix」は画像生成モデルを使ってユーザーがアバターをリミックスできるオープンソースの機能。コードはGithubで公開している。
共有ホワイトボード機能「Whiteboard with AI Preview」
「Whiteboard with AI Preview」は長く要望のあった共有ホワイトボード機能。生成型AIでテキストから生成した画像を描くことなどができる。
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