アカデミー賞7冠「エブエブ」、Premiere ProなどAdobe製品が使われていた
アカデミー賞で作品賞など7冠を達成した「Everything Everywhere All At Once」など、オスカーにノミネートされた10作品に米Adobe製品が使用されたと3月13日(現地時間)、同社が公式ブログに掲載した。
アカデミー賞で作品賞など7冠を達成した「Everything Everywhere All At Once」(通称:エブエブ)をはじめ、長編ドキュメンタリー賞を受賞した「ナワリヌイ」、「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」、「トップガン マーヴェリック」など、オスカーにノミネートされた10作品に米Adobe製品が使用されたと3月13日(現地時間)、同社の公式ブログで発表した。
これらの作品には、「Premiere Pro」をはじめ「After Effects」「Frame.io」「Photoshop」「Illustrator」などの「Creative Cloud」ソフトウェアが使われた他、「Substance 3D」でフォトリアリスティックな3Dオブジェクトや効果が制作されたという。
Everything Everywhere All At Onceでは、Premiere ProやAfter Effects、Frame.ioを使用。エディターのポール・ロジャー氏は、Frame.ioについて「ワークフロー全体が非常に直感的になった。ツールではなく、フィルムに集中することができた」とコメントしている。
その他、トップガン マーヴェリックは、After EffectsとIllustratorで、リアルなコックピットに加え、スピードやコマンドセンターのディスプレイアニメーションを制作している。
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