3月14日は、円周率の少数表記「3.14」にちなみ円周率の日とされる。日本では、円周率をシンボルマークにも使う日本数学検定協会が、円周率にちなんで「数学の日」として1997年に制定した。ユネスコも「国際数学の日」としている。また米国では09年に下院議会が「全米円周率の日」とする議決案が可決された。
円周率は大量の計算が必要なことから、演算性能をアピールする対象としても使われてきた。現在の円周率計算の世界記録は、22年にGoogleがGoogle Cloud上で達成した100兆桁だ。
128 vCPUと864GBメモリの計算ノードを使い、157日と23時間31分7.651秒をかけて計算された。515TBのストレージが使用されたという。ちなみに、100兆桁目の数字は0だった。
ちなみに、円周率は「π(パイ)」であり、3月14日はホワイトデーのお返しに“パイがふさわしい”ということから、「パイの日」ともなっている。
関連記事
- Google、100兆桁の円周率計算で世界記録更新 GCP活用で 100兆桁目の数字は?
米Googleが、クラウドサービス「Google Cloud」の技術を活用し、100兆桁の円周率を計算することに成功した。同社が円周率計算の世界記録を達成するのは2019年以来2度目。 - Google Cloudで円周率を31.4兆桁計算 ギネス更新した日本人技術者が振り返る舞台裏
「Google Cloud Platform」を使って円周率を小数点以下約31兆4000億桁まで計算し、ギネス世界記録に認定された、日本人技術者の岩尾エマはるかさん。Google日本法人がこのほど開いた年次カンファレンス「Google Cloud Next'19 in Tokyo」に登壇し、記録達成の舞台裏を語った。幼少期から円周率計算に興味を持っており、大規模な計算を成し遂げることが夢だったという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.