ガンプラのランナーをその場で粉砕、成形するリサイクル授業、バンダイが小学校に提供へ
BANDAI SPIRITSは16日、回収したガンプラの使用済みランナーを粉砕、成形し、新たなプラスチック製品にリサイクルする様子を見せる小学校向けの授業パッケージ「ガンプラアカデミアEX」を発表した。
バンダイナムコホールディングス子会社のBANDAI SPIRITSは3月16日、回収したガンプラの使用済みランナーを粉砕、成形し、新たなプラスチック製品にリサイクルする様子を見せる小学校向けの授業パッケージ「ガンプラアカデミアEX」を発表した。18日から大阪と東京で開催するプラモデルのイベント「PLAY! PLAY! PLAMO! PARK!」の会場で初公開する。
会場にプラスチックを細かくする「粉砕機」、溶解・固形化する「成形機」を持ち込み、その場でキーホルダーを成形する。参加者は使用済みランナーが新たなプラスチック製品に生まれ変わる様子を間近で見られる。
キーホルダーはテレビアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」に登場する「ガンダム・エアリアル」をデフォルメしたデザイン。約15秒に1個のペースで成形され、その場で参加者にプレゼントする。「タイミングによってはまだ少し暖かさの残る、できたての成形品を手に取ってもらえる」(BANDAI SPIRITS)。
ガンプラアカデミアは、BANDAI SPIRITSが2021年から小学校向けに提供している教材と授業の無償パッケージ。これまでにプラモデルの組み立て体験や動画配信を使った工場見学などの授業を提供し、約3800校・約24万人の児童が体験してきた。今回のリサイクル授業は秋以降に全国の小学校や施設、イベントで実施する予定だ。
【訂正:3月16日18時40分 初出時に社名をバンダイとしていましたが、正しくはBANDAI SPIRITSです。おわびして訂正いたします】
関連記事
- 「ガンプラ」組み立てるオンライン授業、バンダイが提案 秋から小学校高学年向けに
BANDAI SPIRITSは小学校高学年を対象にプラモデルを組み立てるオンライン授業を秋から提供する。社会科見学の代わりに提案する。 - ガンダム、メタバースに立つ 開発に150億円 バンナム中期計画
バンダイナムコグループは8日、「機動戦士ガンダム」などのIPを軸とした仮想空間を作り、ファンやパートナー企業がつながる「IPメタバース」の計画を発表した。 - ガンダムの名せりふ「俺を踏み台にした?!」をモチーフにした「踏み台」、バンダイが発売
バンダイは8日、アニメ「機動戦士ガンダム」の名せりふとして知られる「俺を踏み台にした?!」にフィーチャーしたスツール(踏み台)を発売する。 - “中の人”不要のAI VTuber、バンダイが本格展開 「ガンダムメタバース」でもお出迎え
バンダイナムコ研究所が開発した対話AIは多数のコメントから面白いものをピックアップして視聴者を盛り上げる。 - 大阪万博に「ガンダムパビリオン(仮称)」 リアルとバーチャルが連動した未来体験を
バンダイナムコグループは30日、2025年の「日本国際博覧会」(大阪・関西万博)に「ガンダムパビリオン(仮称)」を出展すると発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.