「NISAの資産を使い国産SNSを開発」 参政党の神谷議員の国会質問が話題に 発言の真意は?
参政党の神谷宗幣議員が「NISAで集まった国民の資産で、国産SNSの開発などを行い、事業利益を非課税で国民に分配するような仕組みを考えて欲しい」と要望したというツイートが話題
参政党の神谷宗幣議員が、財政金融委員会で行った質問について自身で行ったツイートが話題になっている。3月16日に「NISAで集まった国民の資産で、国産SNSの開発などを行い、事業利益を非課税で国民に分配するような仕組みを考えてほしい」と要望したとしている。
これに対し、ネット上では「個人の資産であるNISAを勝手に使うとはどういうこと」「国産SNSなんて誰が使うのか」などの反応が頻出している。
一方で、実際に神谷議員が話した内容は下記の通り。
NISAにお金を入れても、それが国内に循環する保証がない。政府に考えてほしいのは、国益にかなうような民間事業に、国が信頼と資金を担保するような事業運営を行うことだ。
例えば、日本人が使うSNSはほとんどが外国製で、使うことで情報とお金を海外に流出させている。そこで政府も協力し、民間と国産のSNSを開発し、国民に投資してもらって利益を上げて、国民に非課税で配当を払う仕組みを考えてほしい。
そうすれば、国の情報セキュリティも向上し、民間の事業も生まれ、国民の資産も有効活用でき、国民に利益も分配できる。
3月16日 第211回 国会 財政金融委員会 神谷宗幣国会質疑「国民資産の活用について」
実際に動画を見た人からは、「実際に話した内容は真っ当ではないか」「一次ソースに当たることが重要」という好意的な反応が寄せられている一方、「あのツイートからこの内容はAIでも想定できない」という指摘も。
なおGPT-4に、神谷議員が話した内容をツイート向けに要約してもらったところ、下記の文が出力された。
関連記事
- NISA制度拡大へ つみたてNISAは3倍の120万円、一般NISAは2倍で最終調整
投資の運用益が非課税になるNISA(少額投資非課税制度)について、政府与党は投資額、上限枠ともに拡大する方向で最終調整に入った。 - 「mixi疲れ」覚えていますか?
mixiがこのまま復権していくかというと、それは難しいだろう。そもそもユーザーインタフェースが古く、機能も多すぎて、初めての人には使いにくい。多くのユーザーが戻ったとしても、それがかえって「mixi疲れ」につながる可能性もある。 - “Twitter危機”mixiに追い風 新規登録「通常の8倍超」の日も つながりすぎない良さ
Twitterの先行きを不安視したユーザーの熱視線を浴びているのが、国産SNS「mixi」だ。最近、Twitterに何かあるたびに話題に上り、トレンドワードの常連になっている。その良さとは? - “ペロペロ”問題で考える、迷惑行為が止まない理由 「テラ豚丼」から15年の“歴史”
若者が迷惑行為をネット上で自慢し、運営企業に風評被害をもたらす事案は、ここ15年ほどにわたり飽きるほど見てきた。ただ、その場は時代によって変遷してきた。 - 私の「mixi黒歴史」を見てもらえないだろうか?
マスク氏がCEOになって以降、Twitterの運営を不安視する人は日本にも多い。移行先として挙がりがちなのは、日本発のSNS「mixi」だ。だが、「mixiにはかつての“黒歴史”が残されているから戻れない」と多くの人が言っている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.