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東京モノレール値上げへ テレワークなどで乗客3割減、「回復困難」

東京モノレールが25年ぶり値上げへ。コロナ後もテレワーク普及などで乗客が3割減。

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 東京・浜松町と羽田空港をつなぐ東京モノレールは3月17日、2024年3月の運賃値上げに向け、国土交通大臣に認可申請したと発表した。新型コロナウイルスの影響で乗客が減少し、コロナ前の水準への回復は困難と判断したという。

 値上げ率は10.8%。1999年の値上げ以来25年ぶり。

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 東京モノレールは、浜松町から羽田空港間の11駅・17.8kmをつなぐ路線。羽田空港へのアクセスの他、沿線の企業への通勤や日常の生活に使われている。

 2018年度には年間約4991万人が利用していたが、コロナの影響で2021年度は約2528万人に半減。2022年度も、テレワークの定着などもあり、コロナ前の7割弱の利用にとどまっているという。

 一方で、電力料金や材料費などが高騰し、経営環境が悪化。新車両への更新やICチケット導入、浜松町駅の改良などへの投資も必要だとし、値上げが避けられないと判断したという。

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