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Microsoft、GPT-4を傘下Nuanceの医療向け臨床メモ自動化サービスに採用 患者との会話を数秒でメモ化

Microsoftは傘下Nuanceの医療向けサービスにOpenAIの生成型AI「GPT-4」を採用した「DAX Express」を発表した。臨床メモ自動化サービス「DAX」のメモ化を4時間から数秒に短縮する。今夏プライベートプレビュー提供開始の見込み。

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 米Microsoftは3月20日(現地時間)、昨年買収したNuance Communicationsと共同で、米OpenAIのGPT-4採用の医療従事者向け臨床文書の自動化アプリ「Dragon Ambient eXperience(DAX) Express」を発表した。

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 Nuanceは、米Appleの音声アシスタント「Siri」の基になる技術を提供したことで知られるAI企業。

 同社は2018年に医療機関向け音声入力サービス「DAX」の提供を開始した。DAXはモバイルアプリで、医師による患者の診察を録音し、それを包括的な臨床メモに変換してクラウドに保存する。AIが生成するメモは対象分野の専門知識を反映したもので、電子カルテと統合される。DAXはMicrosoftによるNuanceの買収後、「Microsoft Cloud for Healthcare」に含まれ、Azure上で稼働する。アプリは現在、数百の医療システムが利用している。

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患者の診察の会話を録音

 DAX Expressは、Nuanceの会話型AIとアンビエントAI、OpenAIの生成型AIであるGPT-4を組み合わせることで、DAXでは4時間かかっていた臨床メモ作成を数秒で完了する。臨床メモは医師が編集でき、カルテに統合するには医師の承認が必要だ。

 このサービスは「今夏」にプライベートプレビューとして提供を開始する予定。提供範囲やサービスの価格については公表されていない。

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