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シャープとNTTコノキューが新会社 XRデバイス開発で
シャープは27日、NTTコノキューと新会社「NTTコノキューデバイス」を設立したと発表した。XRデバイスの開発と普及を目指す。
シャープは3月27日、NTTコノキュー(東京都千代田区)とXRデバイスの開発と普及を目指す新会社「NTTコノキューデバイス」を設立したと発表した。4月3日に事業を始める。
NTTグループの技術力とシャープのハードウェア開発ノウハウを持ち寄り、「より多くの方々にXRの価値を体感してもらえるデバイスを開発する」としている。設立は3月1日付で、資本金や出資比率などは非公開。社長にはドコモ・バイクシェア(東京都港区)などの事業を担当した堀清敬氏を招聘した。
NTTコノキューはNTTグループ各社で手掛けていたXR事業を集約する形で2022年9月に設立した新会社。メタバース事業やデジタルツイン事業を手掛けながら、NTT持ち株やドコモの研究開発部門とも連携して独自のデバイス開発を目指している。
一方のシャープは1月に米国ラスベガスで開催されたテクノロジー見本市「CES2023」でVRヘッドマウントディスプレイ試作機を公開し、XR事業に参入したばかり。スマートフォン開発で培った独自デバイスや小型化技術を応用し、約175gと軽量なHMDを開発した。
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