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音楽業界に衝撃 標準的ツール「Waves」が買い切りからサブスク提供に ユーザーからは困惑の声
音楽制作用ソフトの開発販売を手掛けるWaves Audioが製品の販売方法をサブスクリプション形式に切り替えた。Twitter上では音楽制作をしているユーザー間で動揺が広がっている。
音楽制作用ソフトウェアの開発販売を手掛けるイスラエルWaves Audioは3月27日、製品の販売方法をサブスクリプション形式に切り替えた。Twitter上では音楽制作をしているユーザー間で動揺が広がっている。
サブスクリプションプランは220種のソフトウェアを提供する「Waves Ultimate」(月額利用料3630円)と、110種提供する「Waves Essential」(同2200円)の2つ。買い切り形式での販売は終了した。
同社はこれまで、音声加工用のソフトウェアエフェクターなどを買い切り形式で販売してきた。同社製品は業界標準ソフトの一つといわれることも多く、Twitterでは「ユーザーが減りそう」「めっちゃ怒ってる」など否定的な反応も見られる。中には、乗換候補となる代替ソフトウェアを発信するユーザーもいる。
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