漏えいデータから分析、業界別“ガバガバパスワード”集 海外セキュリティ企業が公開(3/4 ページ)
情報漏えいしたことがある大企業は、どんなパスワードを使っているのか──リトアニアのセキュリティ企業が、実際に漏えいした経験のある500社のデータを基にした業界別ランキングを公開。米国や日本、中国、インド、英国など世界31カ国からデータを集めたという。
保険業界の1位は「password」だった。2位は「123456」、3位は「社用メールアドレスのドメイン」だった。TOP20には「mail2007」(9位)、「lotus/123」(13位)、「BIABIANY」(18位)などが入った。
メディア・広告業界の1位は「123456」だった。2位は「password」、3位は「123456789」だった。TOP20には「canada」(8位)、「hockey」(9位)、「Crazy123」(14位)などが入った。
鉱業・鉄鋼業界の1位は「社名」だった。2位は「123456」、3位は「password」。TOP20には「flamengo」(8位)、「baseoils01」(10位)、「felicidade」(11位)などが入った。
石油・ガス業界の1位は「123456」だった。2位は「password」、3位は「changeme」だった。TOP20には「adrienne1」(11位)、「wanker」(19位)などが入った。
不動産業界の1位は「社名の一部」だった。2位は「社用メールアドレスのドメイン」、3位は「社名の一部に1を足したもの」だった。TOP20には「indiana1」(5位)、「yankees27」(14位)、「sexy4sho」(16位)などが入った。
小売・EC業界の1位は「password」だった。2位は「123456」、3位は「aaron431」だった。TOP20には「soccer1」(9位)、「target」(11位)、「tiffany」(16位)などが入った。
関連記事
- 全員に管理者権限、パスワードは全部共通、脆弱性は放置…… ランサム攻撃受けた大阪急性期・総合医療センターのずさんな体制
2022年10月末にサイバー攻撃を受けたことで話題になった大阪急性期・総合医療センターが、同件の調査報告書を公開。同センターのずさんな管理体制が明らかになった。 - 2022年、日本で最も使われたパスワード 2位は「password」、1位は?
2022年に最も使われたパスワードは?──セキュリティ企業が調査結果を発表した。日本の2位は「password」。1位は? - 謎の文字列「1qaz2wsx」 漏えいした日本のパスワードに頻出するワケ
ソリトンシステムズが発表した「日本人のパスワードランキング2021」。その4位に「1qaz2wsx」がランクインしている。他のパスワードとテイストが若干異なるが、一体何の文字列だろうか。 - 21年に漏えいした日本のパスワード、2位は「password」 1位は? ソリトンシステムズ調査
ソリトンシステムズが日本人が利用するパスワードランキングを発表した。2021年に発見された情報漏えい事件から分析したところ、1位は「123456」だった。 - 2021年に最も使われたパスワード、世界1位は「123456」 日本の1位は?――Nord Security調べ
パスワード管理ツール「NordPass」を提供するパナマのセキュリティ企業であるNord Securityは、2021年で最も使われたパスワードのランキングを発表。その結果、世界50カ国での1位は「123456」であることが分かった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.