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住信SBI銀、振込方法に制限 フィッシング増加を受けて
住信SBIネット銀行は4月4日から、振込受付方法を制限し、「スマート認証NEO」を登録している個人のユーザーについて、「スマート認証NEO」を使ってログインした場合でのみ振込を可能とした。同社をかたるフィッシング報告が増えており、その対策が目的。
住信SBIネット銀行は4月4日から、振込受付方法を制限し、「スマート認証NEO」を登録している個人のユーザーについて、「スマート認証NEO」を使ってログインした場合でのみ振込を可能とした。同社をかたるフィッシング報告が増えており、その対策が目的。
【訂正:12:20 初出でユーザー全員が対象と表記していましたが、正しくは「スマート認証NEO」を登録しているユーザーだけが対象です。お詫びし訂正いたします。】
フィッシング対策協議会が3日に注意喚起している。「【住信SBIネット銀行】お取引目的等の確認のお願い」などといったメールタイトルで、フィッシングサイトに誘導し、IDやパスワードを盗み取ろうとする。また、下記のようにスマホに取引承認依頼の通知がやってくる場合があるという。
スマート認証NEOはFIDOに準拠した認証方法で、あらかじめ設定した端末で生体認証を使ってログインすることで、本人確認を行う。登録済みユーザーの振込操作について、スマート認証NEOを必須とすることで、セキュリティの強度を上げる狙い。
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