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ソニー子会社、「ラズパイ」に出資 エッジAIで協業強化

ソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)が、英Raspberry Piに出資する。世界中のRaspberry Piユーザーコミュニティに対し、SSSのエッジAIソリューション向け開発プラットフォームを提供するという。

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 ソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)は4月12日、シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」を手掛ける英Raspberry Pi Ltd.に出資すると発表した。SSSがRaspberry Piへの少数持分出資の実施で合意することで両社の関係を強化。世界中のRaspberry Piユーザーコミュニティに対し、SSSのエッジAIソリューション向け開発プラットフォームを提供するという。


「Raspberry Pi 4」

 ソニーはRaspberry Piの製造を担当しており、イメージセンサーやその他半導体部品の取引にいたるまで、両社は重要な戦略パートナーとして長年関係を構築している。今回の戦略的協業体制の構築で、SSSの「AITRIOS」をRaspberry Piユーザーに展開。エッジAIソリューションの開発を加速させる。

 SSS社長兼CEOの清水照士氏は「世界最大規模のデベロッパーコミュニティを持つRaspberry Piとのパートナーシップを築くことで、Raspberry Piユーザーと開発者コミュニティにユニークな開発体験を提供できることを大変喜ばしく思う」とコメント。

 Raspberry PiでCEOを務めるEben Upton氏は、SSSのAI製品群をRaspberry Piのエコシステムに導入することで「ユーザーがエッジにおいて、機械学習を活用した新しい魅力的なアプリケーションを構築できるよう支援する」としている。


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