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Netflix、ルーツであるDVDレンタル事業を年内終了へ
Netflixは、1997年の立ち上げ以来続けてきたDVDレンタル事業を9月29日に終了すると発表した。同社のストリーミングサービス開始は2007年。2011年にはDVDレンタル事業を分離している。
米Netflixは4月18日(現地時間)、第1四半期(1〜3月期)の業績発表に合わせ、25年間続けてきた同社のルーツでもあるDVDレンタル事業を年内に終了すると発表した。最後のDVD提供は9月29日。
同社は1997年に、1月にCEOを退任したリード・ヘイスティングス氏がマーク・ランドロフ氏と共同で設立した。その段階ではレンタルDVD企業だった。月額約29ドルで1度に3作品借りられるという当時画期的なサービスで、急速にサブスク会員を増やした。
2007年に会員への補足的なサービスとしてコンテンツのオンライン配信サービスを開始。2011年には動画配信にシフトし、DVDレンタル事業を分離した。
Netflix DVDの公式Twitterアカウントは「2023年9月29日、最後の赤い封筒を発送いたします。25年間、素晴らしいメンバーに映画のある夜をお届けできたことは、本当に嬉しく光栄なことです。この赤い封筒の最終シーズンを含め、この信じられないほどの旅に参加してくれてありがとうございました」とツイートした。
同社の第1四半期決算は、売上高は前年同期比3.7%増の81億6200万ドル、有料加入者数は4.9%増の2億3250万人だった。
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