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Netflixのヘイスティングス共同CEOが退任、会長に
Netflixを25年率いてきた共同創業者のリード・ヘイスティングス氏がCEOを退任し、会長に就任した。2020年から共同CEOを務めてきたテッド・サランドス氏に加え、日本コンテンツのグローバル展開を手掛けたグレッグ・ピーターズ氏が共同CEOに就任した。
米Netflixの共同創業者で共同CEOのリード・ヘイスティングス氏(62)は1月20日、CEOを退任し、会長になると発表した。2022年10月に共同CEOに就任したテッド・サランドス氏に加え、新たな共同CEOとしてCOO兼CPO(最高執行責任者兼最高プロダクト責任者)のグレッグ・ピーターズ氏を指名した。
ヘイスティングス氏は1997年にマーク・ランドロフ氏と共同でレンタルビデオ企業としてNetflixを設立し、CEOを務めてきた。同氏は2020年にサランドス氏を共同CEOに指名した。ヘイスティングス氏は「この2年半で、私はNetflixの経営を彼らに委任してきた」と語った。
「ジェフ・ベゾス氏やビル・ゲイツ氏などの創業者と同様に、CEOのバトンを渡した後は会長を務める」(同)
新たに共同CEOに就任したピーターズ氏は、日本のゼネラルマネジャーを務めた経験を持つ。その間に日本のオリジナル作品のグローバル展開を手掛けた。現在はCOO兼CPOに加え、製品開発や広告事業の立ち上げなどを担当している。
Netflixが同日発表した2022年第4四半期の決算は、売上高は1.9%増の78億5000万ドル、有料加入者数は766万人増え(4%増)、2億3075万人だった。
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