Netflixの「広告つきベーシックプラン」、日本で11月3日提供開始
Netflixの「広告つきベーシックプラン」が日本でも太平洋標準時間の11月3日から利用可能になる。報道によると、ソニーやWalt Disneyなどのコンテンツは今のところ視聴できない。視聴できないコンテンツにはロックアイコンが表示される。
米Netflixが4月に予告した「広告つきベーシックプラン」の提供は、日本では11月3日に開始される。ヘルプページによると「太平洋標準時間」の3日となっているので、3日の午後4時開始とみられる。
日本でのサブスク料金は「ベーシック」より200円安い月額790円。1時間当たり平均4〜5分の広告が挟まれる。1つの広告の長さは15秒または30秒で、コンテンツの前後に流れる。
この他のベーシックとの違いは、コンテンツのダウンロードができないことと、ライセンスの制限で一部のコンテンツが利用できないことだ。
米Wall Street Journalによると、Walt Disney、Comcast、NBCUniversal、ソニー、Warner Bros、Discovery、Lions Gateとの交渉が完了しておらず、これらの企業のコンテンツは今のところ利用できないという。
つまり、「ベーシック」では視聴できる「ブレイキング・バッド」や「ザ・クラウン」は見られないことになる。
広告つきベーシックプランで視聴できないコンテンツには、検索結果やコンテンツページにロックアイコンが表示される。ブランを広告つきベーシックにダウングレードした場合、「マイリスト」に保存したものにもロックアイコンが表示され、それらは視聴できなくなる。ロックアイコンはプランを広告つきベーシックにしないと表示されないようだ。
関連記事
- Netflix新プラン「広告つきベーシック」、日本でも11月から提供開始
Netflixは11月から広告付き低価格プラン「広告つきベーシック」の提供を開始する。日本では月額790円と「ベーシック」より200円安い。広告が表示される以外にもベーシックとの違いが幾つかある。 - Netflix、「プロフィールの移行」機能追加 不正なパスワード共有対策で
Netflixは3月から一部地域でテストしていた「プロフィールの移行」機能をグローバルに提供開始した。パスワードを共有しているユーザーが、新たなアカウント開設の際に閲覧履歴やマイリストを移行できるようになった。不正なパスワード共有対策の一環とみられる。 - Netflix、3四半期ぶりの会員数増 2023年に「不正なパスワード共有」規制を開始へ
Netflixの7〜9月期決算は増収減益。会員数は前期より予想の2倍以上増加した。2023年初頭から「アカウント共有の収益化を広範囲に展開する」計画だ。 - Netflix、広告付き低価格サブスクでMicrosoftと提携
Netflixは、計画中の広告付き低価格有料プランでMicrosoftと提携すると発表した。MicrosoftはNetflixの広告技術および販売パートナーになる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.