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Netflix、広告付き低価格サブスクでMicrosoftと提携
Netflixは、計画中の広告付き低価格有料プランでMicrosoftと提携すると発表した。MicrosoftはNetflixの広告技術および販売パートナーになる。
米Netflixは7月13日(現地時間)、計画中の広告付きの低価格有料プランの広告技術および販売パートナーとして米Microsoftと提携すると発表した。
Netflixのグレッグ・ピータースCOO(最高執行責任者)は公式ブログで、この新プランの目標は「消費者にはより多くの選択肢を、広告主にはプレミアムなTVブランド体験を」提供することで、「この新サービスを実現するためにMicrosoftと協力できて嬉しい」と語った。
MicrosoftのWeb体験担当プレジデント、ミハイル・パラキン氏は公式ブログで、広告主はMicrosoftと協力してNetflixのエコシステムに広告を掲載することになると語った。この提携は「顧客の個人情報を保護するMicrosoftのプライバシーに対する考え方を支持するものでもある」という。
新プランの提供開始時期はまだ不明だ。ピータース氏はこの取組は「非常に初期の段階であり、取り組むべきことが多数ある」としている。
Netflixは4月、第1四半期の業績発表後にこの広告付き低価格有料プランの計画を発表した。この業績発表では、同社の加入者数が10年ぶりに減少したことが明らかになった。
同社は19日に第2四半期の業績を発表する予定だ。同四半期には加入者が200万人減ると予想していた。
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