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Netflix、増収増益だが新規加入は鈍化 来期の予測は消極的
Netflixは2021年10〜12月期の決算を発表した。2桁台の増収増益だが、新規加入者数は鈍化した。来期は北米での値上げも考慮し、新規加入者数をかなり低く予測した。
米Netflixが1月20日(現地時間)に発表した2021年第4四半期(10〜12月)の決算は、売上高は前年同期比16%増で過去最高の77億900万ドル、純利益は12%増の6億700万ドル(1株当たり1ドル33セント)だった。
売上高はアナリスト予測通りで、1株当たり純利益は予測の82セントを上回った。
同四半期の新規契約者数は828万人で、前年同期の851万人を下回った。同社は2022年第1四半期の新規加入者数を250万人と予測した。累計の有料会員数は2億2200万人。
Netflixは株主向け書簡で「消費者はエンターテインメントに割く時間について、常に多数の選択肢を持っている。世界中のエンターテインメント企業が独自のサービスを開発するにつれて、この1年間で競争が激化した」と語った。
同社は1月、北米での会費の値上げを発表した。契約者数成長の鈍化を値上げで相殺する狙いのようだ。スペンス・ノイマンCFO(最高財務責任者)は業績発表動画で、第1四半期の加入者数予測を低く見積もったのは、この値上げの影響を考慮したものだと語った。
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