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Netflix、有料会員数が約10年ぶりに前期比減に 次四半期は200万人減と予測
Netflixの第1四半期決算は、売上高は過去最高を更新したが、純利益は6%減だった。有料会員数は前期より20万人減。有料会員数が減るのは2011年第3四半期以来だ。
米Netflixは4月19日(現地時間)、2022年第1四半期(1〜3月)の決算を発表した。有料会員数が前期より20万人減の2億2164万人だった。有料会員数が減少するのは2011年第3四半期以来だ。同社は第2四半期には200万人減ると予測した。
売上高は前年同期比9.8%増で過去最高の78億6800万ドル、純利益は6%減の15億9700万ドル(1株当たり3ドル53セント)だった。
売上高はアナリスト予測の79億3000万ドルを下回り、1株当たり純利益は予測の2ドル89セントを上回った。
有料会員数の減少は、ロシアでのサービスの停止により、70万人の有料会員が失われたことの影響としている。これを除けば、50万人の増加だった。
第2四半期の200万人減という予測は、競争の激化と世帯内のアクセス共有の影響を反映したものという。同社は3月、不正なパスワード共有対策の追加料金テストを開始している。
第2四半期の売上高は、前年同期比10%増と予測した。
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