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Netflix新プラン「広告つきベーシック」、日本でも11月から提供開始
Netflixは11月から広告付き低価格プラン「広告つきベーシック」の提供を開始する。日本では月額790円と「ベーシック」より200円安い。広告が表示される以外にもベーシックとの違いが幾つかある。
米Netflixは10月13日(現地時間)、4月に予告していた新プラン「Basic with Ads」(日本では「広告つきベーシック」)を日本を含む12カ国で11月から提供すると発表した。米国での価格は月額6.99ドル、日本では790円。日本の場合、「ベーシック」より200円安い。
新プランでは1時間当たり平均4〜5分の広告が挟まれる。1つの広告の長さは15秒または30秒で、コンテンツの前後に流れる。
このプランの画質はベーシックと同じHD画質(720p)までで、ベーシックでは可能な、コンテンツのダウンロードができない。また、ライセンスの制限で一部のコンテンツは利用できない。
広告は、ユーザーの視聴履歴などに基づいてパーソナライズされる可能性がある。Netflixは広告付きベーシックプラン立ち上げに当たり、広告技術および販売パートナーとして米Microsoftと提携した。
広告主に対しては、「幅広いターゲティング機能を提供する」としている。視聴者測定は、米国ではNielsenのDigital Ad Ratings(DAR)を使う。
Netflixはこれまで、広告付きプランには否定的だったが、加入者数が10年ぶりに減少した第1四半期の業績発表後にこのプランの計画を発表した。
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