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Netflix、2四半期連続の増収減益、会員数は前期より97万人減
Netflixの4〜6月期決算は、増収減益だった。有料会員数は前期より97万人減の2億2067万人。7〜9月期には100万人規模の増加を予想した。
米Netflixは7月19日(現地時間)、2022年第2四半期(4〜6月)の決算を発表した。有料会員数は2億2067万人と、前期より97万人減少した。前期の業績発表では前期より200万人減ると予想していた。前年同期比では100万人増だった。
売上高は前年同期比8.6%増の79億7000万ドル、純利益は7%増の14億4100万ドル(1株当たり3ドル20セント)だった。
【訂正:2022年7月20日午後3時 当初、「前期より27万人減少」としておりましたが、正しくは「前期より97万人減少」でした。】
売上高はアナリスト予測の80億3500万ドルを下回ったが、1株当たり純利益は予測の2ドル94セントを上回った。
同四半期に配信した「ストレンジャー・シングス」の新作が好調で、視聴時間は配信開始から4週間で13億時間を超えた。
前日に発表した有料共有プランについては、2023年にさらに幅広い展開を計画しているという。また、広告付き低価格プランについては、2023年初頭に具体的な発表を目指していると語った。同社はこの取り組みのパートナーとして米Microsoftと提携した。
第3四半期については、100万人規模の会員増加を予想した。
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