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「ウマ娘」攻略サイト、個人開発ツール巡って謝罪 GameWith「信頼を失う行動だった」【訂正あり】

ゲーム攻略サイト「GameWith」を運営するGameWithは、スマートフォンゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」の攻略サイトで公開していたツールについて、「配慮やモラルの欠如があった」として謝罪した。

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 ゲーム攻略サイト「GameWith」を運営するGameWithは4月18日、スマートフォンゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」の攻略サイトで公開していたツールについて、「配慮やモラルの欠如があった」として謝罪した。問題となったツールは、個人開発者が作ったものの機能を模倣しているのではないかと指摘されていた。同社はツールを問題が起きる以前にロールバックした上で、再発防止に努めるとしている。

【訂正:2023年4月20日午後5時30分 当初、タイトルや本文で「盗用」と表記しておりましたが、適切ではありませんでした。おわびして訂正いたします】


GameWithのウマ娘攻略サイトから引用

 GameWithは3月31日、同社のウマ娘攻略サイト上で公開している「サポートカード性能比較ツール」のアップデートを実施。「グラフによる比較機能」など新たに4種類の機能を追加した。しかし、これに対し「数日前に個人開発者が公開したツールの機能を模倣しているのではないか」などの指摘が上がっていた。

 実際、3月26日にはグラフによるデータ可視化機能などを搭載した「ウマ娘サポカ性能比較ツール」を公開したユーザーがいる。

 GameWithを疑い、同社へ問い合わせたユーザーも。これに対しては「他者からデータ及びソースコードなどを盗用した事実は確認できなかった」と返信があったという。

 しかし18日には「ユーザーコミュニティーへの配慮やモラルの欠如があった」と声明を発表。ユーザーからの問い合わせに対する返信や一次対応についても不十分な点があったとし、謝罪した。

 「ツールアップデートにおけるプロセスにつきましても、記事及びツール開発において優れたアイデアをリスペクトした上で、健全な競争を行おうとする姿勢が不足しておりました。本件につきましては信頼を失う行動であり、非常に重く捉え深く反省しております。結果として皆さまにご不快な思いをさせてしまい、おわび申し上げます」(同社)

 GameWithは、個人開発者へ謝罪と経緯説明を行い、今後の対応についての協議を実施していると説明。ツールも問題の機能を追加する前の状態にロールバックする。

 今後は社内研修体制を強化するとし、法的な観点だけでなく、モラルやコミュニケーションにおける教育も実施。「より良いゲームコミュニティーの一助となれるよう社内教育を徹底する」と表明している。


Gamewithの声明(全文)

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