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KDDIも「健康保険証」での本人確認終了へ 「不正利用などが発生しているため」
KDDIと沖縄セルラーは、携帯電話の新規契約時などの本人確認書類において、「健康保険証」(健康保険被保険者証)の取り扱いを終了すると発表した。
KDDIと沖縄セルラーは4月21日、携帯電話の新規契約時などの本人確認書類において、「健康保険証」(健康保険被保険者証)の取り扱いを終了すると発表した。理由は「契約者本人の意図せぬ不正な契約締結や不正利用などの発生、健康保険証や本人確認書類として利用できるマイナンバーカードの普及状況などを踏まえたため」としている。
auとUQ mobileの両方が対象。本人確認書類としての取り扱いは5月中旬で終了する。対象書類は「後期高齢者医療被保険者証」「遠隔地用健康保険被保険者証」「国民健康保険被保険者証」「介護保険被保険者証」「学生用被保険者証(国民健康保険)」など全28種類。
健康保険証を巡っては、政府がマイナンバーカードとの一体化を進めており、単体の健康保険証は2024年秋に廃止するという。これを受けNTTドコモは3月、健康保険証の取り扱いを5月中に終了すると発表していた。
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