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最強生物「クマムシ」を100倍の大きさで忠実に再現したカプセルトイ登場 「ずしりとした存在感」
タカラトミーアーツは25日、宇宙空間などの極限環境でも生存できるといわれる微生物「クマムシ」を100倍のスケールで忠実に再現したフィギュアをカプセルトイとして5月下旬に販売すると発表した。
タカラトミーアーツは4月25日、宇宙空間などの極限環境でも生存できるといわれる微生物「クマムシ」を100倍のスケールで忠実に再現したフィギュアをカプセルトイ「原色図鑑」シリーズの番外編として5月下旬に販売すると発表した。1回400円。
全長約10cm。21のパーツを組み合わせ、胴体や脚を動かして様々なポージングが行える。タカラトミーアーツは「手のひらの上でずしりとした存在感を楽しめる」としている。
捕食時に伸びる口を再現した“捕食版”と通常版の2パターンがあり、ボディカラーの違いを含めてラインアップは4種。イメージカラーで彩色したバージョンも用意した。
クマムシは4対8本の脚を持つ体長約0.1〜1mmの微生物。非常に高い耐性があり、高熱や低温、真空状態や放射線にさらされる環境など、あらゆる場所で生存できる“最強の生き物”として様々な研究分野で注目を集めている。2016年には南極で採取され30年以上も冷凍保存されていたクマムシが解凍後に蘇生して話題になった。
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