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アーティストのGrimes、生成AIで自分の声を自由に使っていいとツイート
イーロン・マスク氏の元妻でアーティストのGrimesは、自分の声を生成AI作曲に自由に使っていいとツイートした。ヒットしたらロイヤリティの50%をシェアするとしている。
起業家イーロン・マスク氏の元妻でアーティストのGrimesは4月24日、自分の声を使ってAIで曲を作っていいと表明した。「私の声を使ってAIが生成した曲がヒットした場合、ロイヤリティの50%をシェアしよう。これは、いつも私がコラボするアーティストとの取引条件と同じだ。私の声は自由に使っていい」とツイートした。
このツイートに添付されているのは、アーティストのドレイクとザ・ウィークエンドの声を無断で使って作曲されたAI生成楽曲「Heart On My Sleeve」についての記事だ。
この曲はSpotifyやYouTube上でヒットしたが、公開24時間以内に削除された。削除されたYouTube動画のURLには「このビデオは、UNIVERSAL MUSIC GROUP(UMG)による著作権侵害の申し立てにより利用できなくなりました」と表示される。UMGはドレイクとザ・ウィークエンドが所属するレーベルだ。
GrimesはAIなどのテクノロジーを積極的に採用することで知られている。昨年2月にはデジタルマーケットにNFT作品を出品した。米OpenAIのサム・アルトマンCEOは今年の2月、Grimesと写したセルフィーをツイートした。
Grimesはマスク氏との間に2子をもうけたが、昨年3月に同氏と別れたとツイートしている。
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