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「紙スマホ」で過ごす休日はいかが? 脱デジタルの“奇策”3つが面白い遊んで学べる「Experiments with Google」(第36回)(2/3 ページ)

スマホやPCに頼りっきりな毎日。休日くらい“脱デジタル”を――見つけたアイデアは「紙スマホ」「スマホを封筒に隠す」など面白いものだった。詳しく紹介する

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スマホを封筒に入れちゃえ!

 必要な情報はPaper Phoneで印刷して持ち歩くにしても、紙ではどうしても対応できないものもある。そんなときは、スマホの機能を必要最小限に減らせるコンテンツ「Envelope」が役に立つ。

 Envelopeは、スマホ用の封筒を作って使うAndroidアプリだ。公開されているPDFファイルを印刷し、指示通り切って組み立てると、スマホがピッタリ収まる封筒になる。

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電話をかけられる封筒「Envelope」(出典:Special Projects)

 封筒の表面には、電話用のボタンに相当する数字が印刷されている。これにEnvelopeアプリをインストールしたスマホを入れると、電話しか使えない。つまり使える機能を封筒で制限するアイデアだ。これならSNSなどに煩わされず電話に集中できる。

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封筒の設計図。これを折って組み立てる
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スマホに被せればシンプルな携帯電話になる

 さらに、機能を写真とビデオの撮影だけに絞る封筒もある。背面にはレンズ用の穴が開いているので撮影に問題はないが、画面は見えないのでどう写っているか確認はできない。現像しないと出来栄えが分からないフィルムカメラを思えばいいだろう。

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画面がないカメラとして使える

 Envelopeアプリは今もGoogle Playストアで配信されている。ただし、あくまでも実験的なコンテンツらしく、利用可能なスマホは「Google Pixel 3a」のみ。一応、封筒の設計図はPDFファイルを配布しているので印刷は可能だ。またソースコードがオープンソースでGitHubで公開されているので試してみることはできる。

Envelopeの紹介ビデオ

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