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AIで顔のレタッチが超ラクに 「Adobe Lightroom」新機能を試して分かったこと小寺信良のIT大作戦(3/4 ページ)

写真や動画の画像処理にAIを活用する取り組みは、早くから行なわれてきた。ただ昨今のチャット系大規模言語モデルや画像生成系の劇的な進化に比べれば、牛の歩みのように見えるかもしれない。だが従来なら自動ではできなかったことが、徐々に可能になってきている。

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Lightroomは動画も扱える

 なお、あまり話題にならなかったが、Lightroomは2022年6月のアップデートでビデオにも各種現像機能が使えるようになっている。動画は新版Lightroomのほうが対応がいいので、今度はこちらで見て行く。

 動画に対しても、アダプティブプリセットが利用できる。ただし新機能であるアダプティブプリセットの「ポートレート」内の機能は、動画では利用できない。まだ動画ではパーツごとに抜き出してのフィルタリングは難しいようだ。


動画ファイルに対しても「アダプティブプリセット」が利用できる

 そのかわり、「おすすめ」をクリックすると、動画に適用できるプリセットを検索して、サムネイルで一覧表示してくれる。気に入った効果をクリックすれば、即時適用される。これを動画素材として書き出せば、ある意味Premiere ProやDaVinci Resolveなどより簡単に雰囲気のある動画を作ることができる。

 動画関連の新機能としては、静止画の切り出し機能がある。切り出したいフレームのところで止めておき、画面上で右クリックすると「ビデオフレームを保存」というメニューがある。これを選択すると、このフレームの映像が切り出され、カタログ欄に並ぶ。これを「書き出し」することで、JPEGなどの画像として保存できる。


動画の静止画切り出しにも対応

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