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米ウェンディーズ、駐車場で注文すると自動で届く新無人サービス
Wendy'sは、駐車スペースに設置した「ポータル」で注文・受け取りが可能な新サービスを発表した。新興企業Pipedreamの地下配送ロボットを採用する。年内に米国内店舗で開始する計画だ。
米ファストフードのWendy'sは5月17日(現地時間)、店舗前の駐車場に設置した“インスタントピックアップポータル”に車に乗ったまま注文し、品物を受け取れる新サービス、「quick service restaurant」(QSR)を発表した。年内に米国内の店舗で提供を開始する計画だ。
このシステムは、米新興企業Pipedreamとの提携で開発する。2021年創業でオースティンに拠点を置く同社は、地上のポータルと地下でポータル同士を結んで物質を輸送する自立型ロボットで構成するシステムを開発している。「食品、パッケージ、食料品などを数秒で移動させる」という。
ポータルは駐車スペースのドライバーシート側に設置され、ここで注文するとポータルに品物が届く。注文はポータルのマイクに向かって音声で行う。注文の処理を米Googleと提携で開発中の「FreshAI」で行うのかどうかについてはプレスリリースでは触れられていない。
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