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関西電力がデータセンター事業強化 米国企業とタッグで1兆円投資
関西電力が、ハイパースケーラー向けデータセンター事業への参入を発表した。データセンター事業者の米CyrusOneと新会社を設立。2社は今後、10年程度で1兆円以上を新会社に投資するという。
関西電力は5月22日、大手クラウドベンダーなどの「ハイパースケーラー」向けデータセンター事業への参入を発表した。データセンター事業者の米CyrusOneと新会社を設立。2社は今後、10年程度で1兆円以上を新会社に投資するという。
新会社名は「関西電力サイラスワン」。資本金は5億8600万円で、出資比率は2社が50%ずつ。関西電力サイラスワンはまず首都圏・関西圏で事業を展開する予定で、すでに関西地方に建設地も確保済みという。関西電力グループでは、すでに子会社のオプテージがデータセンター事業手掛けているが、新事業はハイパースケーラーに特化することで住み分ける。
関西電力の森望代表執行役社長は、ハイパースケーラー向けのデータセンター事業に参入する背景について「われわれの電気事業と情報通信、不動産といった既存の強みを生かせる領域だと判断した」としている。事業規模については「不動産などと同等にしていきたい」と意気込みを語った。
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