ニュース
SaaS管理の「マネーフォワード Admina」、ChatGPT API活用の新機能 アカウント削除などがテキスト入力で完結
マネーフォワードiは5月26日、SaaS管理サービス「マネーフォワード Admina」に、ChatGPT APIを活用した新機能「Adomina AI」の提供を6月から開始すると発表した。テキストを入力することで、情報検索やアカウント削除などの操作が行えるようになる。
マネーフォワードiは5月26日、SaaS管理サービス「マネーフォワード Admina」に、ChatGPT APIを活用した新機能「Adomina AI」の提供を6月から開始すると発表した。テキストを入力することで、情報検索やアカウント削除などの操作が行えるようになる。
Adminaは、複数のSaaSを一元管理できるサービス。「Admina AI」では、ChatGPTのAPIを活用することで、「社内で一番利用されているSaaSは?」「全てのSaaSから〇〇さんのアカウントを削除してください」とテキストで入力するだけで操作を行える。
操作だけでなく、支出額管理にもAIを活用した。Adminaは会計ソフトと連携することで、各SaaSの支出額を取得できる。その際、会計ソフト内にある取引データを利用するため、それがどのSaaSの支出かをマッチングさせる必要があった。
これまで、ロジックベースのマッチングルールを改善して90%程度まで精度を上げてきたが、「Admina AIの利用により、この精度が99%近くとはいえないが、それにかなり近い水準になった」(マネーフォワードiの今井義人代表)という。
Admina AIは希望するユーザー向けに6月から提供を始める。現在、ウェイティングリストへの登録が可能になっている。
関連記事
- Sansan、契約書の内容をAIが回答してくれる「Contract One AI」
Sansanは5月26日、契約書管理サービス「Contract One」にAIサービス「Contract One AI」を搭載したと発表した。第一弾の機能として、契約書の内容について日本語で問いかけるとAIが回答する機能を提供する。 - マネフォ、給与の計算式をChatGPT APIで自動生成する新機能
マネーフォワードは5月23日、マネーフォワード クラウド給与において、給与の計算式をChatGPT APIを利用して自動生成する「AI提案(β)」機能の提供を開始した。ユーザーは、日本語で計算式案を入力すると、必要な計算式を自動生成できる。 - ChatGPTが契約書の修正文案を作成 法務SaaSのLegalForceにLLM活用の新機能
法人向けの、しかも契約書という機密性と厳密性が必要とされる分野にも、ChatGPTの波がやってきた。契約書レビューAIサービス「LegalForce」を提供するLegalOn Technologiesは、大規模言語モデル(LLM)のAIが契約書の修正文案を提案する新機能を開発したと発表した。 - ChatGPT、仕事での活用シーン 「ビジネスメールなどの文章の生成・校正」が最多に
ACIL(大阪府大阪市)の運営するキャリア・転職情報メディア「ポジサラ」は、「仕事でChatGPTを活用しているシーンは?」をテーマに、アンケート調査を実施した。その結果、最も仕事でChatGPTを活用しているのは「ビジネスメールなどの文章の生成・校正」であることが分かった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.