BlueskyにTwitterの「リスト」に似て非なる「Custom feeds」追加
Blueskyが新機能「Custom feeds」を追加した。Twitterの「リスト」に似ているが、ユーザーがアルゴリズムに基づいて作成できる。自作できなくても、公開されたfeedsを追加することも可能だ。
分散型オープンプロトコル「AT Protocol」採用のソーシャルサービス「Bluesky」に5月26日、Twitterの「リスト」に似た新機能「Custom feeds」が追加された。
Blueskyのホーム画面にはこれまで、フォローしているユーザーの投稿が時系列に表示される「Following」と、ユーザーが所属するサーバで注目を集めている投稿が表示される「What's Hot」の2つのタブがあったが、これに自作・他作の「feed」タブを追加できるようになった。
feedは、特定のテーマ別投稿を頻繁にするアカウントをまとめて、その最新の投稿を表示する機能。Twitterのリストに似ているが、単にユーザーのリストを作るのではなく、アルゴリズムに基づいて情報を提供する。作成者がフィードジェネレーターでカスタマイズできる。
開発の知識のない一般ユーザーが独自feedを作るのは難しいが、既に多数のfeedが公開されている。
feedの追加や削除、表示順の編集を行うには、ツールバー中央に追加された「My Feed」アイコン→右上の歯車アイコン→「Edit My Feeds」の「Discover New Feed」をタップする。
なお、Blueskyが提供するfeed「What's Hot」が新版になり、ネットワーク全体(Mastodonの“連合”)でホットな投稿が表示されるようになった。
現時点ではBlueskyへの参加は招待制で、既存ユーザーから招待コードを入手しないとサインアップできない。エンジニアのシェルビー・デニケ氏が公開しているBlueskyのユーザーアカウントカウンターによると、本稿執筆現在のユーザー数は9万4428人となっている。
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