ニュース
神奈川新聞、読者提供の情報を漏えい 関係者がSNSに投稿して判明
神奈川新聞社が、読者から得た情報を第三者に漏えいしたとして謝罪した。記者が得た情報を取材先の家族に伝えたところ、家族がSNSで関連する投稿をしたことで問題が判明した。
神奈川新聞社は5月29日、読者から得た情報を第三者に漏えいしたとして謝罪した。記者が得た情報を取材先の家族に伝えたところ、家族がSNSで関連する投稿をしたため、読者がそれを発見し問題が判明した。
同社は3月下旬にある飲食店を紙面で紹介。4月26日に読者から同飲食店に関する指摘が寄せられた。その指摘を見た記者が情報を同店経営者に伝えたという。経営者がSNSで指摘に関して投稿し、読者がそれを見て本社に連絡。記者に確認したところ情報漏えいを認めた。
再発防止に向けて、情報漏えいに関与した記者の読者提供情報の閲覧を禁止。全社員に向けては、企業秘密保持規定・目的外利用の禁止を順守するよう通知した。
同紙の秋山理沙編集局長は「日々、読者から情報提供を呼び掛けているが、寄せられた情報は神奈川新聞の言論、報道のみに利用し、第三者への漏えいは決して認められない」として謝罪した。
関連記事
- 偽セキュリティ警告にだまされ市民の情報漏えいか 東京都青梅市の事業委託先で
東京都青梅市の事業委託先が不正アクセスを受け、1695人分の情報が漏えいした可能性がある。従業員が偽のセキュリティ警告にだまされ、サポートセンターの指示に従ってPCを操作したところ、不正アクセスを受けたという。 - 「質問に答えるだけでアイテムをあげるよ」──ゲーム好きな子供への甘い誘惑に要注意 狙いは親のPC
多くの子供がプレイするスマートフォンゲーム。そんな状況の中、ゲーム内通貨を欲しがったり、優位に立ちたいと思ったりする子供心に付け込むサイバー犯罪の手口が増えているという。狙いは子供のアカウントを踏み台にして、保護者のPCだ。 - 小学館で情報漏えいか 取締役が偽不在通知SMSにだまされパスワード入力
小学館が、同社取締役の社用スマートフォンから302人分の個人情報が漏えいした可能性があるとして謝罪した。宅配業者からの不在通知を装ったSMSメッセージを本物だと思い、アカウント情報を入力したところ、スマホ内の情報に不正アクセスされたとしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.