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電気代1万円まで無料の「タダ電」は商売になるのか? 運営会社に聞いた(3/3 ページ)
エスエナジー(東京都港区)は29日、毎月の電気代が1万円まで無料になるというサービス「タダ電」を発表した。どのような仕組みなのか、運営会社に聞いた。
──電気の調達方法を教えてください。自前の発電所などをお持ちなのでしょうか
エスエナジー:発電所は所有しておりません。相対電源(編集部注:会社間で取り決めた契約による電源)、卸取引所、電力先物などをミックスして調達しております。
──エスエナジーさんについて教えてください。小売電気事業者としての登録は18年に行われていますが、会社設立年は20年となっています。事業を他社から継承されたということでしょうか? また過去に電気小売事業を展開されていたらサービス名等を教えてください
エスエナジー:継承ではなく株式譲渡となります。過去、サービスは展開しておりません。
──資本関係のある会社など、企業としての背景も教えていただけますか
エスエナジー:自己資本でスタートしております(現状、外部資本は入れておりません)。初期メンバーには電力会社を経営していて売却経験のあるメンバーもおります。弊社(エスエナジー)はインターネット事業や電力事業に10年以上携わっていた人員などでチームが構成されております。個々人のさまざまな経験を生かしつつ、今までになかったような新しいエネルギーサービスを構築していくことを目指しております。
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