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さようならCortana──Copilot登場でMicrosoftがサポート終了へ
MicrosoftはWindowsでのCortanaのサポートを年内に終了する。Cortanaは2014年登場のパーソナルアシスタントだ。Microsoftは「新しいBing」や「Copilot」など、Cortanaに取って代わるアシスタント機能を追加している。
米MicrosoftはサポートページでWindowsでのCortanaのサポート終了を告知した。「2023年後半以降、WindowsではスタンドアロンアプリとしてCortanaはサポートされなくなります」となっている。
2014年に「Windows Phone 8.1」の新機能としてデビューしたCortanaは、米Appleの「Siri」対抗の音声アシスタントと目されていた。その後、Windows 10のタスクバーで利用できるようになったが、Windows 11ではタスクバーから消えていた。
Microsoftが5月に開催したBuild 2023で発表した「Windows Copilot」は、Cortanaよりはるかに高機能なアシスタントなので、Cortanaの役目が終了になっても当然だろう。
MicrosoftはCortanaのWindowsでのサポート終了時期について具体的にはまだ発表していない。また、Outlookモバイル、Teamsモバイルなど一部のサービスではCortanaのサポートを続けるとしているが、これらがいつまで存続するかも不明だ。
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