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Microsoftの音声アシスタント「Cortana」、2021年にフェードアウト 縮小のロードマップ公開
Cortanaのビジネス向けに特化した機能だけは残るようだ。
米Microsoftの音声アシスタント「Cortana」の消費者向けアプリおよびサービスの多くが2021年に終了する。Microsoftは8月1日(米国時間)、「Upcoming changes to Cortana」と題したサポートページでCortanaフェードアウトのロードマップを提示した。
同社はCortanaをOfficeやクラウドサービスなどを含むサブスクリプションサービス「Microsoft 365」のためのAIベースデジタルアシスタント体験として再定義することを理由に、Cortanaサードパーティースキルのサポートを9月7日で終了。21年初めにはiOSおよびAndroid向けCortanaアプリのサポートを終了する。
Cortanaサービスを組み込んだスマートスピーカーの「Harman Kardon Invoke」のサポートも21年1月に打ち切る。この発表前に同製品のCortana機能を利用したことのあるユーザーには50ドルのギフトカードを提供する。
Cortana搭載をうたっていた第1世代「Surface Headphones」は21年1月から「Hey Cortana」やタッチパッド操作でCortanaを呼び出せなくなる。
【修正:2020年8月3日午後7時40分、タイトル表現と本文中のスキルサポートの記載を修正しました。】
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