Apple初のMRデバイス「Vision Pro」は欲しい……けど高すぎ? 約50万円 ネットでは意見さまざま
米Appleが発表した、同社初のMRヘッドセット「Apple Vision Pro」についてネット上でさまざまな反応が見られている。「Vision Pro」がTwitterトレンドの上位にランクイン。ユーザーからは値段に対するリアクションが特に多い。
米Appleが6月5日(現地時間)に発表した、同社初のMRヘッドセット「Apple Vision Pro」についてネット上でさまざまな反応が見られている。「欲しい」という声もある一方、「50万円は高い」というリアクションが特に多い。
Vision Proは実世界にコンピュータの映像を重ねられるMRヘッドセット。iOS/iPadOS用アプリが動作する他、操作は音声認識と視線認識、手のモーションだけで完結する。Apple初の3Dカメラでもあり、「3D映画」の視聴と3D映像の撮影もできる。
中でも注目を集めているのはその値段だ。Vision Proの価格は3499ドル。6日時点の相場では日本円で約48万8000円となる。Twitterでは「使ってみたい」と初のMRヘッドセットに期待感を抱きながらも「欲しいけど高い」「桁が1個多い」「50万は買えない」と反応を示すユーザーが多く見られる。
Vision Proの発表直後、Appleの株価は発表後に下落。基調講演の開始時点(現地時間午前10時頃)に184.56ドルだったが、Vision Proの価格を発表した正午過ぎには、一時178.15ドルまで低下した。その後、現時点まで178〜179ドル台で推移している。
他にも、日本経済新聞がVision Pro発表を「『iPhone再来』狙う」と報じたことで「iPhone再来」もTwitterでトレンド入り。「久々にワクワクできそう」「ここからがMR元年か」など肯定する意見や「絶対しないと思う」「このデザインと値段でiPhone再来ってのはちょっと無理が」など否定する声もあり、賛否両論となっている。
Vision Proの発売は米国では2024年初め、それ以外の国では24年後半に展開する予定。
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