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コラム

約50万円、「Apple Vision Pro」の実物を見てきた 気になる本体の“仕上がり具合”(2/2 ページ)

6月5日(現地時間)から開催されているアップルの「WWDC23」。現地でApple Vision Proの実物を見る機会に恵まれたので、フォトレポートをお届けしよう。

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「Vision Pro」の実物とご対面

 さて、これが展示されていたVision Proだ。

 サイズ感などは、一般的なVRデバイスと変わらない気がする。まだ、触れられなかったのだが、積層ガラスのスクリーン部分とアルミのボディーは一般的なVRデバイスより重くなるのではないだろうか? 十分に薄ければ悪影響は少ないのだと思うのだが。


左サイドに給電ポートがある。このケーブルはバッテリー/ACアダプターにつながる

 Vision Proは外側に12個のカメラと5つのセンサー(LiDARや深度センサーなど)を持ち、内側にも表情を取得するセンサーやカメラ、虹彩認証「Optic ID」のために使う虹彩センサーを持つ。


外側にもディスプレイを持つ。装着者の顔を表示することで「現実空間のどこを見ているのか」を周囲に伝えやすくしたりする(ただし解像度はそこまで高くない様子)

アップルのM2チップとR1チップを搭載する。R1は、12のカメラ、5つのセンサー、6つのマイクロフォンからのデータを低遅延で処理するための用意されたもの

 周囲の人に「外側が見えている」という事実や、装着者の表情が伝わるようにVision Proは外側にもディスプレイを持っている。見た感じあまり解像度は高くなく、これで十分に表情は伝わるのか気になるところだ。


本体が薄いことはご理解いただけると思う

数少ない操作系であるデジタルクラウンは右上にある。実際の風景とバーチャル空間の没入具合を調整できる

バンドの調整はダイヤルで行う。後頭部を支えるバンドは面が大きく取られている

あまり魅力的でないバッテリー。単独では2時間ぐらいしか稼働できないとのこと(AC電源なら1日中使えるらしい)

 USでの発売は2024年の早いうち。それ以外の国は24年中に販売するという。価格は3499ドルと少々お高いが、会場に来ていたエンジニアの方はとてもうれしそうな顔をしている人が多かった。発売が楽しみだ。

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