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待望のAppleシリコン化なのに…… 「Mac Pro」の実物を見て感じてしまった“チグハグ”さ(3/3 ページ)

最後のIntelチップ搭載マシンだった「Mac Pro」がApple Silicon化した。「Mac Studio」と同じく「M2 Max」「M2 Ultra」を搭載するが、実機を見て違和感を覚えた。コンセプトがチグハグなのだ。

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「Mac Studio」ではなく「Mac Pro」を選ぶ理由とは

 中身がほぼ同じなのに、Mac StudioではなくMac Proをチョイスする唯一の理由は、PCI Express拡張スロットが7つ(ひとつはすでに利用されている)用意されるという点だろう。

 つまり、Apple Silicon版Mac Proの発表は、PCI Express拡張スロットが必要な人に向けてということになる。(編集部追記:新型Mac Proはグラフィックスカードの増設に対応しないことが判明している)

 もちろん、今後、このフレームを使って、M2 Ultraを超える、より強力なチップセットが発表される可能性はあるが、現在のところPCI Express拡張スロットの有無に差を見い出すしか、Mac Proの価格を正当化することはできない。


「Mac Pro」で使えるPCI Expressカード一覧。グラフィックスカードには対応しない

Thunderboltポートが8つ、USB-Aポートが3つ、HDMIポートが2つ設けられてるのもMac Proの特徴ではある

 実際の性能は、プロユースで試していただかないと私には手に余るハイパフォーマンスモデルの話ではあるが、非常に魅力的なMac Studioに対して、ちょっとコンセプトに齟齬を感じるMac Proではある。重い処理を頻繁に行うプロの方のご意見を聞きたい。

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